怒りと哀しみの背後
喜怒哀楽の…『
怒』と『
哀』。
相手がすごく怒っている(哀しんでいる)のは
わかる。
こんなに怒らせて(哀しませて)…
申し訳ないと思う。
だけど、
「
何で怒って(哀しんで)いるのか・・・正直、
わからない」ってことありませんか?
怒りや哀しみの背後には、その感情が湧きでる理由=「
こうして欲しかったのに」があります。
なのに・・・、
それを相手に伝えられず関係がこじれてしまうことが多いのです。
カウンセリングを手掛けた方の事例です。
どうしても避けられない家庭の事情で、遅刻してしまったAさん。
出社後「朝礼で課員に説明して」と言われていたのに失礼したことを詫びました。
これに対し、課長さん…「
あなたは、だからダメなんだ!」と一喝!
課長としては、
「私はAさんに
説明して欲しかった。
とても残念だ」という思いがあったのでしょう。
ですが、
怒りが先に立ち、
怒りを生んだ理由=「
私は、こうして欲しかった」を伝えることが出来ませんでした。
関係はこじれたまま、今に至っています。
誰にでも、怒りや悲しみの感情が湧き起こります。
その時は、
自分の気持ち=「
こうして欲しい」を相手に
素直に伝えることです。
感情に任せ、「あなたはダメだ!」などと
相手の
人間性を否定することがあってはなりません。
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