無財の七施
ご存じですか?…
『無財の七施』。
先日、法事の席にて、和尚さまからお聞きしました。
その話の内容は、
「
お布施というと…、ほとんどの方が
坊さんに対しての「
金銭や物の施し」と考えていますが、
これは、数あるお布施の中の一つ
財施 と呼ばれるもの。
お金が全くかからないお布施もあるのですよ。
坊さんに対してではなく、
暮らしの中で困っている人に対するお布施です。
それが、『
無財の七施』です。
自らがしたことは直ぐに忘れ、
相手にしてもらったことは忘れずにいることが
大事なことです。」
それでは、教えていただいた『
無財の七施』…ご紹介します。
眼施(がんせ) 優しい眼差しで人に接する
和顔施(わがんせ) 和やかな明るい顔で人に接する
言辞施(ごんじせ) 優しい言葉で接する
身施(しんせ) 自分の体でできることを奉仕する
心施(しんせ) 相手の人の心になって思いやる
床座施(しょうざせ) 先輩やお年寄りに席を譲る行為
房舎施(ぼうじゃせ) 自分の家を提供する
どれも…今、直ぐに取り組めることばかりです。
精進したいと思います。
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